「界面活性剤不使用シャンプーって本当に頭皮に優しいの?」最近こんなご相談が増えています。
SNSやネット記事で「界面活性剤=悪」といった情報を目にし、不安になっている方も多いのではないでしょうか。
確かに、界面活性剤の中には洗浄力が強すぎて頭皮に刺激を与えてしまうものも存在します。
しかし一方で、現在のシャンプーは進化しており、界面活性剤が入っていても頭皮に優しい処方のものも数多くあります。
そもそも界面活性剤とは何なのか。
不使用シャンプーは本当に安全なのか。
メリット・デメリットを正しく理解したうえで選べていますか?
このブログでは、美容師目線で
- 界面活性剤の基礎知識
- メリット・デメリット
- 本当に頭皮に優しいシャンプーの選び方
をわかりやすく解説します。
「なんとなく不使用を選ぶ」から「自分に合うものを選べる」へ。
シャンプー選びで失敗したくない方は、ぜひ最後までご覧ください
目次
「界面活性剤不使用シャンプー」が気になる人が急増

最近、「界面活性剤不使用シャンプー」という検索ワードが急増しています。
以前は美容業界の一部で話題になる程度でしたが、今では一般の方も強く意識するようになっています。
なぜここまで界面活性剤不使用が注目されているのでしょうか?
界面活性剤=悪というイメージ
まず大きな理由のひとつが、「界面活性剤=刺激が強い=頭皮に悪い」というイメージです。
ネット上では、
- 市販シャンプーは危険
- 洗浄力が強すぎる
- 薄毛の原因になる
- 経皮毒がある
といった極端な情報も目にします。
もちろん、洗浄力が非常に強い界面活性剤が存在するのは事実です。
しかし、「界面活性剤=すべて悪」というわけではありません。
種類によって刺激性も作用もまったく違います。
にもかかわらず、ひとまとめに悪者扱いされてしまっているのが現状です。
SNSで広がるノンケミカル思考
近年はInstagramやTikTokなどのSNSで、
- 無添加
- オーガニック
- ノンケミカル
- 完全不使用
といったワードが好まれる傾向にあります。
「自然=安心」「化学=危険」というシンプルな構図は非常にわかりやすく、拡散されやすいのです。
その影響で、「界面活性剤が入っている=体に悪いのでは?」と考える方が増えました。
ですが実際には、化粧品やシャンプーは厳しい安全基準のもとで製造されています。
問題は入っているかどうかではなく、どんな種類をどのバランスで配合しているかなのです。
敏感肌・かゆみ・フケ悩みの増加
もうひとつの背景が、頭皮トラブルの増加です。
- かゆみ
- 乾燥
- フケ
- つっぱり感
- カラー後のヒリヒリ
こうした悩みを感じる人が増えています。
原因はさまざまですが、
- 過度な洗浄
- 皮脂の取りすぎ
- 生活習慣
- ストレス
- 紫外線ダメージ
などが重なり、頭皮のバリア機能が低下しているケースが多いです。
その結果、
「今使っているシャンプーが合っていないのでは?」
「界面活性剤が刺激なのでは?」
と疑問を持つ方が増え、不使用というワードにたどり着くのです。
美容室でよく聞くリアルな相談
実際にサロンワークの中でも、こんなご相談をよく受けます。
「市販シャンプーやめたほうがいいですか?」
「界面活性剤って頭皮に悪いんですよね?」
「不使用の方が安全ですか?」
ここで大事なのは、怖がることではなく正しく知ることです。
界面活性剤が悪いのではなく、強すぎるものや自分に合わないものが問題なだけ。
そして今は、界面活性剤が入っていても頭皮に優しい処方が当たり前の時代になっています
そもそも界面活性剤とは?

「界面活性剤ってなんとなく怖い…」
そう感じている方も多いですが、まずは基本から整理してみましょう。
実は、界面活性剤は特別な危険成分ではありません。
シャンプーに限らず、ボディソープ・洗顔料・歯磨き粉・台所用洗剤など、日常生活のほとんどの洗浄製品に使われています。
では、いったいどんな役割があるのでしょうか?
水と油をなじませる役割
人の頭皮や髪につく汚れの正体は主に「皮脂(油)」や「スタイリング剤」です。
しかし、油は水だけでは落ちません。水と油は本来、混ざらない性質を持っているからです。
そこで必要になるのが界面活性剤。
界面活性剤は、
- 水になじむ部分(親水基)
- 油になじむ部分(親油基)
この両方を持っている特殊な構造をしています。
その働きによって、水と油を結びつけ、汚れを浮かせて洗い流すことができるのです。
つまり、洗浄の主役は界面活性剤なのです。
なぜシャンプーに必要なのか?
もし界面活性剤が入っていなかったらどうなるでしょうか?
水だけで洗うと、
- 皮脂が落ちきらない
- ワックスが残る
- 頭皮に汚れが蓄積する
- ニオイの原因になる
といった問題が起こります。
適度な洗浄は、頭皮環境を健康に保つために必要不可欠。
つまり、界面活性剤は悪者ではなく必要な存在なのです。
すべての界面活性剤が強いわけではない
ここが大きな誤解ポイントです。
界面活性剤には種類があります。
大きく分けると、
- 高級アルコール系(洗浄力が強め)
- アミノ酸系(マイルド)
- ベタイン系(低刺激)
- タウリン系(バランス型)
などがあります。
刺激が強いものもあれば、赤ちゃんにも使えるほど優しいものもあります。
「界面活性剤が入っている=刺激が強い」というわけではありません。
重要なのは、種類と配合バランスです。
不使用と書いてあっても実は…
ここでひとつ知っておきたい事実があります。
実は、完全に界面活性剤ゼロのシャンプーは、ほぼ存在しません。
なぜなら、洗浄機能を持たせるためには何らかの界面活性作用が必要だからです。
「石けんシャンプー」も界面活性剤の一種です。
つまり、界面活性剤不使用という言葉だけでは本当の安全性は判断できません。
本当に大事なのは「何が入っているか」
シャンプー選びで大切なのは、
- 界面活性剤の種類
- 洗浄力のバランス
- 頭皮との相性
これを理解すること。
界面活性剤を怖がるのではなく、正しく知って選ぶことが大切なのです
界面活性剤のメリット

― なぜ今も使われ続けているのか?
ここまで読んでいただいた方は、「界面活性剤=悪ではない」ということが少し見えてきたのではないでしょうか。
ではなぜ、これほど長年にわたりシャンプーに使われ続けているのでしょうか?
それは、きちんとしたメリットがあるからです。
汚れをしっかり落とせる
最大のメリットはやはり洗浄力。
- 皮脂
- 汗
- ホコリ
- スタイリング剤
- 花粉
- 大気汚染物質
これらを浮かせて洗い流せるのは、界面活性剤の働きがあるからです。
汚れが落ちない状態が続くと、
- 頭皮のニオイ
- かゆみ
- 炎症
- 毛穴詰まり
といったトラブルにつながります。
適度に落とすことは、頭皮ケアの基本なのです。
泡立ちが良い
泡立ちは単なる気持ちよさではありません。
泡には、
- 摩擦を軽減する
- 汚れを包み込む
- 均一に洗浄する
という役割があります。
しっかり泡立つことで、ゴシゴシこする必要がなくなり結果的に頭皮への負担が減るのです。
成分の安定性が高い
界面活性剤は、シャンプーの中で
- 油分
- 保湿成分
- 香料
などを均一に保つ役割も担っています。
これがないと成分が分離し、品質が不安定になります。
つまり、製品の安全性や品質維持にも関わっているのです。
コスパが良い
界面活性剤は少量でもしっかり機能します。
そのため、
- 少量で洗える
- 泡立ちが良い
- 長持ちする
結果的にコストパフォーマンスが良くなります。
「落ちる × 泡立つ × 持ちが良い」このバランスがあるからこそ、多くの製品で使われているのです。
スタイリング剤を落とせる
特に男性やワックスを使う方は重要。
洗浄力が弱すぎると、
- ワックスが残る
- 頭皮に蓄積する
- ベタつきが続く
という状態になります。
優しすぎる洗浄が、逆に頭皮トラブルを生むこともあるのです。
メリットがあるからこそ使われている
界面活性剤は、
- 汚れを落とす
- 摩擦を防ぐ
- 品質を安定させる
- コスパを高める
という役割を担っています。
だからこそ、完全に排除するのではなく、どう選ぶかが重要なのです
界面活性剤のデメリット

― なぜ「悪者扱い」されているのか?
ここまで読むと、
「じゃあ何が問題なの?」
「なんでこんなに悪く言われてるの?」と感じる方もいるはずです。
界面活性剤が悪者扱いされる理由は、一部の強い洗浄成分が原因です。
洗浄力が強すぎる場合がある
界面活性剤の中には、
- 脱脂力が強い
- 皮脂を必要以上に取りすぎる
- 洗浄後につっぱりを感じやすい
といった特徴を持つものがあります。
特に高級アルコール系の一部は、洗浄力が非常に高いため、
- 乾燥
- かゆみ
- 頭皮のバリア機能低下
につながるケースもあります。
ただしこれは、すべての界面活性剤ではありません。
乾燥やパサつきの原因になることも
皮脂は悪者ではありません。
適度な皮脂は、
- 頭皮を守る
- 外部刺激から保護する
- 水分蒸発を防ぐ
という役割があります。
洗浄力が強すぎると、必要な皮脂まで奪ってしまい、
- フケ
- かゆみ
- 髪のパサつき
が起こることがあります。
つまり問題は「強さ」と「頻度」です。
敏感肌には刺激になる場合がある
肌が弱い方や、
- アトピー体質
- 皮膚科治療中
- カラー直後
などの場合は、刺激を感じやすくなります。
そのため、「市販シャンプーでしみた」「かゆくなった」
という経験から、界面活性剤全体を悪いものと認識してしまうケースも多いのです。
強い成分だけが拡散されやすい
SNSやネット記事では、「危険成分一覧」「絶対に避けるべきシャンプー」
といった刺激的な表現が拡散されやすい傾向があります。
しかし実際は、
- 種類が何百種類もある
- 配合濃度も違う
- 組み合わせでマイルドになる
という非常に繊細な設計で作られています。
強いものだけが切り取られ、全体が悪いイメージになってしまっているのが現状です。
デメリットがある=悪ではない
ここで大事なのは、「デメリットがある」=「使ってはいけない」
ではないということ。
例えば包丁も使い方次第。界面活性剤も同じです。
- 洗浄力が強すぎるものを避ける
- 自分の頭皮タイプに合うものを選ぶ
- 使い方を見直す
これができれば、トラブルは大きく減らせます
実は誤解?界面活性剤不使用シャンプーの落とし穴

「じゃあやっぱり不使用が安全なのでは?」そう思いますよね。
でも実は、界面活性剤不使用=絶対に安心とは言い切れません。
ここを正しく理解することがとても大切です。
本当に完全不使用はほぼ存在しない
まず知っておいてほしい事実。
洗浄をするためには、何らかの“界面活性作用”が必要です。
例えば、
- 石けんシャンプー
- 天然由来洗浄成分
- 植物性洗浄成分
これらも広い意味では界面活性剤です。
つまり、「界面活性剤不使用」と書かれていても、まったくゼロというわけではないケースがほとんどです。
表示のトリックで誤解されやすい部分でもあります。
洗浄力が足りない可能性
不使用や極端にマイルドな処方だと、
- ワックスが落ちきらない
- 皮脂が残る
- 頭皮のベタつきが続く
ということが起こります。
特に男性や整髪料を使う人は要注意。
洗浄不足が続くと、
- 毛穴詰まり
- ニオイ
- 炎症
- かゆみ
につながることもあります。
優しすぎる洗浄=常に良い、ではないのです。
頭皮トラブルの原因になることも
意外かもしれませんが、
洗い残し→皮脂の酸化→炎症というパターンも存在します。
「刺激が怖いから優しいものに変えたのに、逆にベタつく」
このご相談は実際にサロンでもよくあります。
頭皮環境は、
- 落とす
- 保つ
このバランスが重要です。
不使用に安心しすぎてしまう問題
「不使用」と書かれていると、それだけで安心してしまいがちです。
しかし、
- どんな洗浄成分が入っているか
- 保湿成分はどうか
- 自分の頭皮タイプに合うか
これを見ないまま選ぶのは危険です。
大事なのは入っていないことではなくどう設計されているかです。
界面活性剤を避けるよりも大事なこと
ここまで読んでいただいた方は、もう気づいているはずです。
本当に重要なのは、
- 強すぎる洗浄を避ける
- 頭皮に合う種類を選ぶ
- 正しい使い方をする
ということ。
つまり、
「不使用かどうか」より「どんな界面活性剤か」の方が圧倒的に大事なのです
最近は頭皮に優しい界面活性剤が主流

ここまで読むと、「結局どれを選べばいいの?」と感じますよね。
実は今のシャンプーは、昔と比べて圧倒的に進化しています。
界面活性剤=刺激が強い時代は、もう過去の話になりつつあります。
アミノ酸系界面活性剤とは?
現在、サロン専売品で主流なのがアミノ酸系界面活性剤
特徴は、
- 洗浄力がマイルド
- 必要な皮脂を取りすぎない
- しっとり仕上がる
- 頭皮への刺激が少ない
髪や肌と同じアミノ酸をベースにしているため、肌との相性が良いと言われています。
敏感肌や乾燥しやすい方に選ばれやすいタイプです。
ベタイン系・タウリン系という選択肢
さらに、
- ベタイン系(低刺激でベビー用にも使われる)
- タウリン系(洗浄力と優しさのバランス型)
といった成分もあります。
これらは、落としすぎないけど、きちんと洗えるというバランス設計が特徴です。
つまり、界面活性剤が入っていても、頭皮に優しい処方は作れるのです。
サロン専売品が安心と言われる理由
なぜサロンシャンプーは安心と言われるのでしょうか?
それは、
- 成分バランスを重視
- 洗浄力を必要以上に上げない
- カラー毛・ダメージ毛を前提に設計
- 頭皮ケア視点で作られている
からです。
市販品は「爽快感」や「泡立ちの良さ」を重視する傾向がありますが、
サロン専売品は長期的な頭皮環境を考えて作られています。
「入っている」より「どう入っているか」
ここが一番大事なポイント。
界面活性剤は悪ではありません。
大切なのは、
- 種類
- 濃度
- 配合バランス
- 保湿成分との組み合わせ
これらがどう設計されているかです。
だからこそ、
界面活性剤不使用という言葉だけで判断するのではなく、処方全体を見る視点が必要になります。
プロが選ぶシャンプー基準
美容師が重視しているのは、
- 洗浄力が強すぎない
- 頭皮を乾燥させない
- カラーの持ちを邪魔しない
- 日常使いで負担が少ない
こういったバランスです。
実際にサロンで使用しているシャンプーも、界面活性剤は入っています。
でもそれは、頭皮に優しい設計のものだけを選んでいるからで
美容師が教える「本当に頭皮に優しいシャンプーの選び方」

では、何を基準に選べばいいのでしょうか?
見るべきポイントは3つ。
洗浄成分の種類
アミノ酸系・ベタイン系などがベースかどうか。
保湿成分が入っているか
セラミド・ヒアルロン酸・植物エキスなど。
洗い上がりがつっぱらないか
乾燥感は要チェック。
大事なのは、広告ワードではなく成分設計。
界面活性剤を怖がるより、正しく選ぶ
ここまで読んでいただいた方なら、もう答えは見えているはずです。
- 界面活性剤=悪ではない
- 強すぎるものは避ける
- 自分の頭皮タイプに合わせる
本当に大事なのはバランス。
不使用かどうかではなく、どんな設計で作られているかです。
プロが選ぶ、本当におすすめできるシャンプー

babelでは、
- 洗浄力を抑えた設計
- 頭皮と髪の両方を考えた処方
- 日常使いで負担が少ない
こういった基準でセレクトしています。
実際にサロンワークで使っているもの、自分たちが安心して使えるものだけを取り扱っています。
「界面活性剤不使用」という言葉だけに振り回されず、本当に頭皮に優しいシャンプーを選びたい方へ
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